破産宣告の決定

 破産宣告の決定を得るためには、その人が客観的に「支払不能」の状況にある必要があります。したがって、その人の収入や資産状態、社会的地位によって大きく異なってくるのは当然ですが、一応の目安として、次のように考えてみてください。
現時点のクレジット・サラ金の平均金利を年18%程度として、毎月の支払利息を計算してみます。たとえば負債が350万円だとすると、毎月の利息支払いだけでも8万円弱になります。
次に、毎月の手取り収入と、そこから返済に回せる額(可処分所得)を考えます。その額が、業者と約束した毎月の返済額よりも多くなければ、返済を続けていくことはできません。たとえ業者との交渉により返済額を減らすことができたとしても、少なくとも利息分以上の返済をすることが必要です。なぜなら、利息だけを支払い続けても、元本は減らないからです。

 

 そして、毎月の可処分所得でその返済ができなければ、ほかに特別な収入や資産でもないかぎり、支払いを継続していくことは困難であると考えられます。